テンカウントを読んで

おひさしぶりです

皆さんまことにお久しぶりです。わたくしちぇしゃは、少々風邪をこじらせて「熱が出てたらインフルエンザだから、すぐに病院に来てね♡」と女医さんに言われるレベルになっております。

そんな中で久しぶりにブログを更新しようと思ったのは、テンカウントを読み終えた感想がうpされたからでありまして。うおっしゃー!感想かけるぞーーーー^p^というテンションのまま筆を執っております。

今回は、以前1巻をこのブログの中で紹介させていただいたので、2,3巻について触れていきたいと思います。

テンカウント (2) (ディアプラス・コミックス)

「今日ずっと、黒瀬くんに
触られることばっかり想像してました」

心を預けはじめていた黒瀬から、
突然カウンセリングの終了を告げられた城谷。
ショックで引き籠もる彼のもとに、
再び黒瀬から呼び出しのメールが届く――。

黒瀬の隠された胸の裡を知り、城谷は……?

無愛想なカウンセラーと潔癖症の社長秘書、
二人の関係が加速する、急展開の第2巻!!

テンカウント (3) (ディアプラス・コミックス)

「俺の体、黒瀬くんの匂いでいっぱいだ」

二人での外出中、黒瀬とのキスを想像して、体を反応させてしまった城谷。
なぜこんなふうになってしまうのか、自分でもわからないまま、熱い体をなだめてゆく黒瀬の手を止められない。
裏腹な心と体に翻弄される城谷は……?

無愛想なカウンセラーと潔癖症の社長秘書、堕ちてゆく二人の恋のセラピー。

 

これ以降はネタバレを含みますので、まだお読みでないネタバレを好まない方々は戻るボタンを連打お願いします。

 

 

 

 

 

 

もう2巻も3巻も表紙から淫靡な雰囲気が漂っておりますが、そう勘違いしそうになったあなた、貴方が正解なんです。宝井さんの作品はほとんど読んでおりますが、こんなに淫靡な表現方法を取るのを見るのははじめてに近いかもしれません。

2巻からまず感想を書かせていただきます。

  • テンカウント2

テンカウント (2) (ディアプラス・コミックス)

 

1巻において、攻め側であろう黒瀬君と気まずい雰囲気で終わった彼らですが2巻からがらりと黒瀬君が変わります。言うなれば 吹 っ 切 れ た 無双状態です。

城谷君は、何というか卑屈無意識煽り受けですよねわかります…。2巻ではこの2人の関係性が怒涛のように変わっていきます。もう…城谷君が煽るからァ…。表紙で黒瀬君の肉体美にヤラレタ…!と感じた私にはもう、1度目を読んだ感想は「ごちそうさまでした」としか言えませんでした。

黒瀬君が肉体から攻め落としにかかりましたよ…まあ、城谷君が黒瀬君に対して信用しすぎというか依存し始めていて、無防備に煽りすぎた結果一見硬派でストイックな黒瀬君でも「ついうっかり」手を出してしまった。というほかありませんが。

 

私はこういう無自覚煽り受けが多い作品はあまり好んで読みません。しかし、宝井さんの作品に関しては、です。腐女子腐男子の方々の中には、受けが女の子みたいで可愛い作品しか読まないという方が多々いらっしゃいます。私はおっさん受けも作者さんの力量次第で、そういう方々の許容範囲の包囲網を撃ち落とせると思っています。

実は、友人に2巻も3巻も貸し出してしまったので手元にありませんwつらいw

 

  • テンカウント3

テンカウント (3) (ディアプラス・コミックス)

3巻はエロ巻です、すいませんほんとです、嘘は言ってないので石を投げるのはやめてください。

表紙のこれはドエロです、嘘です。内容読んでから改めて表紙を見ると、これはネタバレやないか…と唖然としました。3巻では城谷君が潔癖症になった理由を垣間見ることが出来ます。断片的な描写だったので、何がどうしてそうなった…というのは読む方々の想像力を掻き立てるかと思います。

そして、個人的な第一印象は、「城谷君…そろそろ恥ずかしいからって同僚の名前出すのやめてあげて…嫉妬させるだけだから…」でした。大したことをしていないのに黒瀬君の敵NO1になってしまった三上君が、憐れで憐れで仕方ありません。三上君にいい攻めを…!

 

城谷君のイキ顔も泣き顔もとにかくかわいいです。これは黒瀬君に同情せざるを得ません。2人で出掛けたが、城谷君が黒瀬君を意識しすぎて興奮しちゃうとか…ごちそう様です。まず、潔癖症をこじらせていた城谷君が普通の恋愛というものと疎遠だったせいか、彼らの関係がとても性的な入り方をしたせいなのかはわかりませんが、城谷君の反応がやけに性にあけすけです。

黒瀬君の行動に対して、性的に反応することに直結してしまうのが何とももどかしくなりました。こうは言っていますが、私はセフレなどの体の関係から発展するものが割かし好きです。切なさを煽ってくるのがとても好きです。

 

城谷君の体と心が相反する状態は、読者の私が見ていてもとてももどかしく、もやもやさせられていたくらいなので、当の本人である黒瀬君はやりきれなさを感じているのではないかとソワソワしてしまいました。

そりゃね、好きな人の体もほしいが心もほしいよね…アナル開発始めるのはイイケド黒瀬君…君もっと精神的につらくなるよきっと…。4巻で黒瀬君がどうなるのかがすごく気になります。うん。

 

すごく乱雑に描きましたけど、もうテンカウントは「ノーマル×ノーマル」がホモォ…になっていく漫画です。黒瀬君がどういう気持ちかは、城谷君主観で物語が進んでいくので曖昧です。そこがまた…何とも言えずいいです。分かりづらい攻め…もう何も言うまい。

 

テンカウントをお手に取ったことがない方は是非1巻からどうぞ!!!!この何とも言えないもどかしさを、ぜひ共有しましょう。

テンカウント (1) (ディアプラス・コミックス)

多分、風邪でおかしくなってるんだなこいつは。とでも思ってください。眠いし頭痛いです。薬飲んで寝ます。ではみなさんおやすみなさい。